こんにちは、
AI-am(アイアム)のよっぴー、まりんです。
「動画三昧の日々が続くと、飽きた時に何かに向かって動き出す、という話をよく聞きますが、本当にその時は訪れますか?」というご質問にお答えしています。
「そうならなかったらどうしよう?」
ご質問
動画三昧の日々が続くと、飽きた時に何かに向かって動き出す、という話をよく聞きますが、本当にその時は訪れますか?
動画が楽しすぎて、その世界から出てこなかったらどうしよう? と思うことがあります。
これまでに「私、将来、子供部屋おばさんになるよ」と言うこともあったので、不安がつきません。
(動画より)
よっぴー:
「こどもが学校に行かなくなった → ゲーム三昧だったり動画三昧だったりしている姿を見て、親のほうが心配になる・不安になる」っていうのは、不登校あるあるの第一位じゃないかなって思うぐらい、ほんとにほんとに、みんなが通る道だなって思ってます。
これまで、たくさんの講演会とかトークライブとか、それ以外のところでも、親さんたちのご相談をたくさん聞かせてもらってきたけれども、ほんとにこの悩み・不安は多いなって思ってます。
で、今回の質問者さんのところは、こどもさんが学校に行かなくなって4ヶ月っていうところで、今、もうまさにいちばん苦しいようなときなんじゃないかなって思うんですね。
何かにしがみつきたいし、すがりたいし、ほんとに大丈夫なの? ほんとにほんとに大丈夫なの? なんて、ほんとにほんとに思う時期だと思うのね。
それはもう、うーん、すごい殺生な言い方だけど、やはり時間と経験っていうものが解決していってくれる……してくれるっていうかもうそれしかないんじゃないかなって思います。
これは不登校とは違うんだけれども、まりんさんがはじめて自分で「朝パンを買ってくる!」って言ってパンを買いに行ったことがあるんですね。
そのとき、わたしは、もうほんとにハラハラドキドキしたんです。
「車大丈夫かなあ?」とか、「ちゃんとパンを持って帰ってこれるかな?」「お金払えるかな?」とか、いろんなこと、たくさんたくさん心配でハラハラドキドキしたことがあります。
ところが、今、まりんさんがちょっとパンを買いに行ってくるーって言って近くのコンビニとかに行ったとしても、わたしはなにひとつ、そんな不安ないんですね。
たくさんの経験だったり時間だったり子どもの成長だったり、そういったものがあるから、もう今となったら不安じゃない。
わたしがいま、お姑さんと暮らすことになったとします。
質問をくださった方もちょっとそういうふうに想像してもらって、みなさんもそういうふうに想像してみてください。
そのお姑さんが、わたしの作るお料理を、毎回毎回心配するの。
「ちゃんとできるかな?」
「ちゃんとおいしいもの作れるかな?」
って、(お姑さんは)不安で不安でしかたがない状態だとする。
そうなったときに、不安がられているわたし・みんなっていうのは、なんかすごく、よけいになんかこう、(不安に)なってくるじゃないですか。
(お姑さんが)どんってしといてくれたら、こっちも大らかな気持ちで、挑戦もするだろうし失敗もするだろうし、またやってみようとも思うだろうし、っていうところがあると思うの。
不安っていうのは、まず、自分自身が不安になるときがあるじゃないですか。
たとえばもうすぐピアノの発表会があって、その発表会でうまいことできるかなあとかさ、そんなときって誰もが不安になってくるんだけれども、そういった不安がワアーって溢れてくるときってどういうときかな? って思い返してみたら、たいていは、
「うまいこといってほしい」
「うまいこといくべきだ」
「あんなふうになったらいやだ」
っていう思いがあるから、不安がよぎってくるんだと思うんです。
で、今回の場合だったら子どもに対して不安になってるんですよね。
こどもっていう他者に対して、不安がワアーってなってくるときっていうのはじゃあどういうときかな? って振り返ってみると、それは、子どもを支配したいときだなって思うんです。
こうあってほしい、こうあるべきっていうね。それがあるからやっぱり、そうならなかったらどうしよう、っていうところから不安っていうものがバーっと溢れてくるんだと思う。
だから今回の「動画三昧が飽きたらなにか動くのかどうか」も、それはあの……ほんとに動画を見るっていうことに飽きたら、まあ何かするって思うんですよ。それは誰でも。
その何かするっていうことのなかには、何もしない、っていうことをする、っていうのも含みます。(それを含めて)やっぱり何かすると思うの。
だけども、その動画を見るっていうことに飽きるのかどうかはわからないじゃないですか。
幼いころからずーっとひとつのことが好きでやってる人もいるかと思えば、今までギターにハマってたと思ったら今度はプラモデルにハマっていたりとか、そんなふうにしていろんなものを好きになっていく人もまたいるしで、そこのところはわからないなーって思います。
ただ、親としてどういう気持ちでいるか、ってなったときに、「不安になる」っていうのはこどもを何者かにさせたいときだと思うのね。
せっかく学校に行っていないっていう毎日を暮されているところで、これはこうするべき・これはこうなんだ、っていう単一の教えをくらうところから解放されているわけだから、「何者かにさせたい」っていうものを親のほうも解き放っていって、こどもがつねに「(こども本人自身が)どうありたいか」っていう、そういう環境を親のほうが(意識)していく。
だから、なんで不安なのかな、っていうところを、自分のなかでウンウンって思ってたらいいかなって思いました。
不安はギフト
※動画でのおはなしが長くなっちゃって、最後に粗くなってしまった「自分のなかでウンウンって思ってたらいいかな」を補足させてください。
未知なものは誰だっておっかないじゃないですか。
未知に1ミリたりとも不安を感じないのって『ONE PIECE』のルフィぐらい? それぐらい、未知るものに不安になってしまうのは誰にでもあることだと思います。
不安は、なにかと比較したり、なにかにひっかかっているときに顔を出します。
嫌われるんじゃないかと不安になったり、、
自分の立ち位置や、自分の価値が脅(おびや)かされるように感じて不安になったり、
失敗したらどうしようと不安になったり、、
将来や、先を予測して不安になったり、、
不機嫌になられるのがこわくて、親の前や、恋人、パートナー、こどもに不安になったり、、
不安が出たらそのたんびに、なにと比較しているのかなぁ、、なにがひっかかっているのかなぁ、、って自分の内をよ〜く観てみる。
大切なのは、不安にならないことではなく、不安を受け入れることだって思うから。
従順が身についてきたひとほど不安感情は大きいというけれど、生きている限り、不安がないひとなんていないし、不安がゼロになることなんてないんだもん。
だから「不安」を不安なまま、安心して不安になろう。
不安に振り回されないでいよう:)
不安なまま安心する、のイメージとして、「不安」と「病気」は似ているなって思います。
病気を治す、とか、病気と闘う、って言ったりするけれど、そうじゃないと思うのね。病気を受け入れ、病気といかに塩梅な仲になるか。
「不安」もいっしょだなって。不安とどううまくつきあうか、折り合いをつけるか。
あと、不安にたいして、思いつく最低・最悪な結果を想定しておくというのもひとつの方法です。
思いつくことしか想定できないのが残念ですが(笑)、いくらか心の準備ができるし、不安とうまくつきあう練習にもなるんですよね。
「不登校」や「動画三昧」「ゲーム三昧」「昼夜逆転」など、こどもへの不安が大きければ大きいほど、それは転換期です!
不安はこれまでの殻を破ってくれるんですよね。ギフトなんだよね。
「不登校をする」のほかにも、「ひとり旅にでる」「海外にツアーではなく個人で行く」「サラリーマンを辞めて事業を始める」など、自由といわれるような生き方に不安はつきもので、そのたび、これまでの考え方や習慣などを変え、新しいものに自分を展開していきます。
そうして「不安」の経験をして ➡︎ その経験をふりかえって学びが生じる「経験」、この「経験」が多くなればなるほどに、心を鍛え、肚がすわってきます。
肚がすわると、揺らぐことのない心が生まれます。そして「覚悟」ができます。
「不安」という感情は、実際の出来事ではなく、心がつくりだすものじゃないですか。
『ブッタとシッタカブッタ』では、その心が提供する答えで安心しているからまたすぐ不安にふりまわされるのだ、とあります。
不安を受け入れ、自分をみるだけ。水に映った自分ではなくて。
これから先もなにかにつけ、親や親戚、学校の先生や校長などなどから、親の育て方がどうの、、こどもの成長がどうのと因果論を前提にした言われ方をされちゃう経験があるかもだけど、
これこそが「経験」の学びをくれているわけだから、「おっ! 肚をすえる機会をもらえちゃった、ラッキー⭐︎」てなもんで、ギフトを受け取っていこ:)
覚悟あるひとに、人はむかってこないのだ。
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