引き出す親・寄り添う親-子育てとはこどもとの関係を築くこと勉強会レポート

amam
こんにちは、

AI-am(アイアム)
よっぴーまりんです。

 

「こどもをどう育てるかではなく、どのように関係を築いていくのか?」

オヤトコ発信所と勉強会 Vol.4 「引き出す親・寄り添う親 - 子育てとはこどもとの関係を築くこと」を、

2020年9月12日・13日の両日にわたり、オンラインにて開催しました。

 

勉強会にご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

そのレポートと、

次回アンコール開催と、あらたな勉強会Vol.5のお知らせです。

引き出す親・寄り添う親 - 子育てとはこどもとの関係を築くこと」の内容

 

2日間にわたり開催しました今回の勉強会、「引き出す親・寄り添う親 - 子育てとはこどもとの関係を築くこと」では、

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  1. 関係について
  2. 親と子の間にはなにがあるのか?
  3. 子どもは親になにを求めているのか?
  4. 自分も他者も大切にするということ
  5. 子どもはまだ何者でもない?
  6. 「引き出す」と「寄り添う」のちがい
  7. 親は支配者になっている
  8. いまの自分はどうやって形成されてきたのか?
  9. あらためて、どんな自分でありたいか?
  10. 我欲を問う
  11. 自分を犠牲にせずにお互いに幸せになること
  12. 寄り添う2カ条と、寄り添うための3つの条件

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この12コのテーマに沿って勉強していきました。

1日目は、1〜7コマ。
2日目は、8〜12コマ。

ともに約1時間の授業です。

 

1. 関係について

そもそも、「関係」とはなにか?

この勉強会で学ぶ「関係」について、それはどのようなものか? どう成されていくのか? 原点からスタートしていきます。

 

2. 親と子の間にはなにがあるのか?

じゃあ、親と子の よりよい関係 ってどんなもの?

➡︎ 〇〇な関係

➡︎ 〇〇な関係だから、△△でいられる!

 

3. 子どもは親になにを求めているのか?

2. でお話した 「〇〇な関係」は、どうして親と子に必要なのか?

その不変的な理由と、こどもはどう育っていくのか、親はどうやってこども自身の育ちを守るべきなのか、道理を学習します。

 

[box class=”yellow_box” title=”キーポイント(勉強会に参加された方へ/次回参加される方へ)” type=”simple”]

お茶碗が割れたときの話が済んで、親がこどもをどんなふうに見ているか、の話のところで、なにより肝心なことは ×× だと言います。

この ×× は、ほんとうに肝心なことで、大切なキーポイントです。

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4. 自分も他者も大切にするということ

では、こどもと〇〇な関係であるために、親に必要なものは?

➡︎ それは、□□な自分

 

みんなでイメージを共有できるような例えを織り交ぜながら、わかりやすく説明します。

自己中心性(いわゆる「ジコチュー」ではなく、J.ピアジェの概念)であるこどもが、どのように「自分も他者も大切にする」ようになっていくのかも、ここで確認していきます。

 

5. 子どもはまだ何者でもない?

ここでさらに、日常のいたるところに転がっている茶飯事を例に、

□□な自分 と □□ではない自分 の違い を俯瞰視しながら、自分に目を向けていきます。

 

そのためここでは、宿題も2問出題します!

 

6. 「引き出す」と「寄り添う」のちがい

「引き出す」と「寄り添う」のちがいは、「こども手をつなぐ」と「こども手をつなぐ」のちがい ともいえます。

>>> 関連記事
親が子どもの手をつなぐことは、ときどき手綱の役割をするのだと思う。

 

「その子らしく」「この子の個性を」と口にする一方で、親はどんなふうに真逆な言動で、こどもが生きていく世界を狭めているのかを見ていきます。

 

7. 親は支配者になっている

友だちや、好き合っている人には向けている思いやりのある言動を、同じように(それ以上に)大切な人であるこどもに対して向けないのは、なぜか?

親が子に対してもつ支配欲、親特有の所有愛を知るとともに、親もまた 支配構造に組み込まれてきた ことを知っていきます。

 

8. いまの自分はどうやって形成されてきたのか?

日本は、国家主義教育が非常にうまく機能した国です。

ここでは、明治時代に入り、急速な産業化を進めていくために、富国強兵を国家目標と掲げて「イエ制度」と「公教育制度」に乗り出していった支配構造の中身や、今もなお染みついている家父長制など、国が家庭に干渉する 背後にあるものを知っていきます。

 

9. あらためて、どんな自分でありたいか?

親と子のよりよい関係を築いていくためにあらためて、どんな自分でありたいか?
そのために、どうしていくのか?

自分自身に問い、想いとともに「これから」を創意工夫していきます。

 

10. 我欲を問う

こどもが思い通りにならなくて、イライラや苦しみが湧きあがる。それは、我執や我欲が激しいとき。。。

ここでは、よっぴーの我欲的エピソードと、そこから自分自身にたてた誓いについてもお話させていただきました。

 

11. 自分を犠牲にせずにお互いに幸せになること

いつまでもよりよい関係でいるために、親には、手抜きしてもいい部分と、手抜きしてはいけない部分 があります。

こどもは、善悪やプラスマイナス、生産性や結果などを脇に置き、人が人として生きるということを教えてくれている存在。それが自分にとってどういうことか、見直していきます。

 

12. 寄り添う2カ条と寄り添うための3つの条件

ここでお話する3つの条件は、これさえあれば寄り添える! のではなく、これらがなければ寄り添うことはまずできない ものです。

宿題を通して、自分自身を見つめ、問い、目の前にいるこどもと「これから」をつくっていきます。

 

宿題の回答へのお返事

この勉強会では、5つの宿題と、2つの課題提出があります。

で、みなさんからいただいたご回答へのお返事として、後日、勉強会とはまた別に、あらたな動画メッセージをお送りさせていただきました。

 

参加者さんからいただいたご感想

この勉強会に参加してくださった方々からいただいた感想を、一部ご紹介します!

よっぴーさんのお話を初めて聞いた時、すごい!と思いました。
うまく言えないけど…衝撃でした。 突き抜けすぎていて、こうはなれない。 これは理想論だ…と思いました。正直言って(^_^;)

でも、だんだんしっくり来るようになりました。
子どもと関わる時、人と関わる時の基本的なこと、当たり前のこと、そう感じられるようになりました。

 

今回のオンライン勉強会を受けて本当に良かったと思います。そして、終始画面に釘付け、一言も聞き逃さずに無我夢中に勉強していました。こんな経験は初めてです。

そして私が育ってきた環境、親からこうだと洗脳されていたこと、不信に思っていたこと、が解消されすごく安心に繋がりました。

娘には娘が生まれる前から言い方は悪いですが、親のようにはなりたくない。ただ、私も親と子の関係をどう築いていったらいいのか、自分に自信もなく模索していたところ、よっぴーさんまりんさんに出会って本当に有り難く思っています。

これからも自分のためにも娘のためにも学んでいこうと思います。

 

宿題2から4に取り組むと、自分の嫌らしい部分が炙り出される。よっぴーさん・まりんさんに出会い、少しずつ自分の恐怖に出会ってきたが、わーまだまだ染み込みすぎて、抜けない、自分の思い通りにしたい、この利己的な私を感じた。
(中略)
“子どもの意思を尊重する”という言葉をよく聞くし、自分も使ってきたけれど、“尊重する”をいかに上っ面でやってきたのかと気付かされた。

 

息子がよく、寄り添っててくれるだけで安心する~と言うので、息子が求めているものが、改めて今日のよっぴーさんが伝えたい事で、息子の代弁者かな?と思いながら聞きました!

何回も失敗しながらも、自然に出来るようになってる事も少しずつ増えてるので、良し🙆と思って日々を味わっていこうと、改めて思えました。

 

途中でまとめがあったので学びの確認ができたし、質問に自分で考えた後によっぴーさんの考えが聞けて、さらに深まりました!

 

本当にいい授業でした!もう、こういうことを知りたかった!!って感じ。

 

息子さんとまりんさんのエピソードを聞いて、我が子のことと重なって、いっぱい涙が出てしまいました。

おかげさまで、大切な人を大切にするためには、自分の感情の根っこを探して見つめることを怠けてはいけないし、諦めてはいけないって、強く誓うことができました。

 

子どもが幼児の時から知っておきたかったお話が沢山でした。あ、いつからでも遅い時はないんでした。笑

 

例を挙げてくれるので、自分ごとに想像しながら頭に入ってきやすかったです。何回も見返しましたが^^;

助詞が違うだけで、意味が全然違ってくるんだなぁということもわかって、なんとなく違和感があったことが、すっきりしました。

 

親としての自分の拠り所みたいなのが、できたような感覚です。 親という立ち位置が、グッと軽やかになりました。

最後のまりんさんとのエスカレーターでのエピソードには泣きました。私も似たことがあり、もうしまいと何度も思い出すからです。あの時の自分が癒されています。

沢山のお話をありがとうございます!

 

「そうそう」というところと、「そっかー、出来てなかったなー」というところと色々でした。これまでの日本の子育て観があまり当てにならない現在、よっぴーさんのお話は子育ての大切な芯になります。ありがとうございます。

 

大切な言葉や愛情が溢れていた勉強会でした。子育て真っ只中の今、この学びを出来たことはとても幸せです。
この先脈々と続いていくだろうずっと先の世代のためにも、私から変えていきたいと強く思いました。

 

みなさん、本当にありがとうございました!!

また、宿題の回答のお返事動画後にも再度、感想等をくださったり、

「今日は新しくこんな発見をしたよ。こんなラッピングにしたよ」といったお便りも寄せてくださいます。本当にありがとうございます!! 毎日、にまにまうっとりしながら、たのしく読ませていただいています。

 

もう一度、見たい、勉強したい! のお声もありがとうございます!!

11月28日(土)・29日(日)に、この勉強会 Vol.4 「引き出す親・寄り添う親 - 子育てとはこどもとの関係を築くこと」のアンコール開催を予定しています。詳細等は下に載せています。

 

親と子の関係は、人生を通してずっと続いていくものだからこそ

こどもは関係のなかで育っていきます。親と子のあいだにある関係がどんなものかによって、こどもの育ちは変化します。

親にできるのは、育てたり教えたり導いたりすることではなく、こどもとわたしの関係を築いていくということ。

 

わたしたちよっぴーまりんの間には、今なお「”よい関係” が築けた!」とか「”よい関係” が築けている!」という感覚はありません。

「この子といい関係を築けたなあ、築けているなあ、できたなあ!」なんて思っていたとしたら、その瞬間に、その関係は崩れていってしまうのだと思います。

いま現在、ふたり互いにこの年齢になっても、流れている。流れてくれている。

 

だからこそ、、、

親と子の関係は、人生を通してずっと続いていくものだからこそ、よりよい関係でありたいと思うんです。大切な人を大切にしたいと思うんです。

親と子がヨコの関係になる にも、まずは、よりよい関係でなくちゃ、だしね。

この勉強会「引き出す親・寄り添う親 - 子育てとはこどもとの関係を築くこと」は、こどもが5歳になったとき、10歳、15歳、20歳、30歳になったとき…… いつまでも、よりよい関係であることを願って。

 

いっしょに勉強していこうと思ってくださった方々、本当にありがとうございました! これからも日々やっていきましょう。

以下は、アンコール開催&あたらしい勉強会のお知らせです。

 

勉強会 Vol.4 アンコール開催 & Vol.5 のおしらせ

勉強会Vol.4「引き出す親・寄り添う親 - 子育てとはこどもとの関係を築くこと」をみなさんと勉強して、わたしたち自身、また気づいたことや、学んだことがたくさんありました。

以前開催した「オヤトコ発信所と勉強会 Vol.1〜3 ヨコの三部作・保存版」のとき同様、そうか、◯◯のためには□□が必要で、そのためにも△△なんだ、こうやって少しずつ根っこにつながる発見をしていくんだ、と思いました。

 

わたしたち自身が、もっともっと勉強したい! そして、いっしょに勉強していこうと思ってくださるみんなと、これからも学びあっていきたい! という気持ちで、

Vol.4「引き出す親・寄り添う親 - 子育てとはこどもとの関係を築くこと」をさらに展開させていく勉強会Vol.5を、12月26日(土)・27日(日)の2日間にわたって開催します

 

詳細・お申し込みは追ってお知らせしますが、今回もオンラインで開催です! 各日とも一日じゅう観られますので、それぞれの生活スタイルにあわせて勉強していただけます。

 

また、Vol.5の開催にともない、「オヤトコ発信所と勉強会 Vol.4 引き出す親・寄り添う親 - 子育てとはこどもとの関係を築くこと」をアンコール開催します

日時は11月28日(土)・29日(日)です。

詳細、お申し込みはこちらから!

 

これからもずっとよりよい関係であるために、わたしたち自身をいちど見直してみませんか。

今日ここから、はじめていこう!

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