不登校が苦しくない親の特徴は「知っていること」




am3こんにちは、

AI-am(アイアム)
よっぴー です。

 

こどもが不登校をしていることで苦しい親の特徴はなんですか? と聞かれました。

文部科学省は、「不登校は特定の子どもに特有の問題があることによって起こることではなく、誰にでもおこりうる」と公表しています。

どの子・どんな子であっても、学校に行かなくなることはある。それなのに、どうしてそれが苦しい親がいるのでしょうか?

不登校が苦しい親の特徴と、不登校が苦しくない親の特徴、その違いと、不登校の本質について書いています。



不登校で苦しむ親の特徴

「不登校」のことで(長く)苦しんでしまう親さんの特徴は、「不登校」はマイナスのもの として捉えられている点だと思います。

 

こどもさんが学校に行かなくなることは、

学校は行くもの」とおもっていた親さんや、「学校は行くべき」と考える親さんにとっては、これまで経験したことがないほどの大変な問題として襲ってきます。

こどもが不登校にはなりませんように」と願っていた親さんにとっても同じでしょう。

どうしたらいいのかと、藁をもすがる思いで、本やインターネット、話をきいてくれる人などに救いを求められたりするかと思います。

 

一方で、「不登校」をマイナスには捉えていない 親さんもいます。

この方々は苦しまれていません。

 

そこには、どんな違いがあるんでしょうか?

不登校をマイナスに捉えていない人の特徴

不登校が苦しい親の特徴と、不登校が苦しくない親の特徴は、どう違うのか。

それは、知っているか知っていないか、です。

 

 

2種類の不登校

「不登校」には、「従来の不登校」と「 オルタナティブ不登校 」があります。

けれどもニュースや新聞、学校の先生などから知るのは、「従来の不登校」のほうだけではないでしょうか。

 

「オルタナティブ不登校」の場合

オルタナティブ不登校」の場合、小学1年生になるはじめの時点から、あえて公の学校には行かない選択をされていたり、

ホームスクーリング(ホームエデュケーション)やフリースクール、オルタナティブスクールなど、自分(こども)に合う教育を選ばれたりしています。

 

>>> 関連記事

オルタナティブ教育(サドベリー・サマーヒル・シュタイナー・フレネ・モンテッソーリ・イエナプランほか)と義務教育と公教育

 

公の学校に通うにしても、

 

  •  テキトーに行く
  •  週に3日だけ学校に行く(たとえば月水金など)
  •  4時間目まで行く
  •  午後から行く
  •  給食だけ食べに行く/給食の時間は帰る
  •  好きな科目(図工だったり、体育だったり)だけを受ける
  •  宿題はしない
  •  etc

 

など、自分の好みやペース等に合わせて(まるで図書館を利用するように)学校を利用されていたりします。

今年の担任は嫌いだからと、「今学年(一年間)は学校に行かない」で、家で過ごされているこどもさんもいます。

 

このように主体的に「公の学校には行かない」を選ばれているご家庭の方は、「不登校」をマイナスには捉えていないし、学校に行っていないのを「不登校」とも捉えていないことでしょう(わが家もそうでした)

「不登校」は不登校が問題なのではなく、学校制度が問題であることを知っているし、現在の学校教育に不満や疑問をもたれていたりします。

 

「不登校」は不登校が問題なのではなく、学校制度が問題

こどもが学校に行きしぶりだしたときや、行けなくなって「行かないこと」に悩み、学校の先生、スクールカウンセラーや民間のカウンセラー、親の会、相談にのってくれる機関、専門家などなどに相談をすると、、、

あなたの悩みに寄り添ってただただ話を聞いてくれたり、

不登校とはかくかくしかじかだから、まずはこーして、次にあーしてとアドバイスをもらったり、

なかには責められたり、といった経験もあるかと思います。

 

親が苦しんでいる間、こどももまた、「学校に行けない自分が悪いのではないか」と、自分を責めて苦しみます。

 

なのに、先生やカウンセラーたちは言わないんですよね(もちろん、そうでない方も中にはいらっしゃいます!)。

ちがう、ちがう! 不登校をする君が悪いのではなくて、明治期のままの学校のシステムが悪いんだよ。

いまの時代に合っていないのだから、来たくなくなるのは当然だよ。

どうしたらいいか、いっしょに考えてくれない? みんなで変えていきたいんだ。

 

以前の記事 ➡︎ 『スクールカウンセラーに不登校や学校に行きたくない・行かない相談をする前に知っておきたいこと』では、

ただ学校「が」合わないだけなのに、学校「に」適応しない「問題の子どもたち」(実際はなんの問題もない子どもたち & 親)扱いをされて、

傾聴・共感・支持・自己実現などといったカウンセリング技法の巧妙な言語戦略によって、社会や制度の問題を、個人の心の問題へすりかえられているカラクリを書きました。

 

ほんと、不登校をしているこどもや、親の心にスポットライトを当てるんですよね。

不登校を生んでいる学校教育の制度に当てはしないのです。

 

社会の中に生きている子どもに適応できない学校。これが不登校の本質

精神科医の 高岡 健さん は、不登校の数の推移から、その背景を考え、著書『 不登校・ひきこもりを生きる 』でこう書かれています。

すべての教育学者が口をそろえておっしゃることは、日本の学校教育システムというのは、明治以降、戦前戦後を通じて一貫して第二次産業のため、工業化のために作られたシステムだということです。一番代表的でわかりやすい例を挙げますと、未だに日本では、体育の時間だとか、運動会の練習で、「前へならえ」とか「気をつけ」をやっている学校が、けっこう残っています。

これは世界的に言えば、北朝鮮などのごくわずかな国を除けば、まず行われていないやり方です。でもこれは、みんなが一斉に同じ行動をして物を作っていく、六〇年代の大量生産に従事する人を育てるためには、たいへん有効なシステムだったのです。当時はベルトコンベアを使っていましたから、物を生産していくためには一斉の行動、集団行動が確かに求められていたし、その時代においては、大変有効なシステムであったと言えます。

ところが、今や製造業といえども、ベルトコンベアを使っているところなんて、ほとんどありません。セル工場といって、一人が最初から最後までの工程をこなしていくわけですし、それ以上に第二次産業そのものが衰退していって、第三次産業化しています。だから、集団で一斉に行動するやり方は、むしろ社会に通用しなくなってきているのです。しかし、日本の学校教育における工業化、第二次産業化システムは、社会の変化の中にあっても、未だにずっと続いています。

 

引用:高岡健『 不登校・ひきこもりを生きる 』p.42

 

 

学校は未だに一斉行動、集団行動を求める。第二次産業のためのシステムのままです。そのため、社会と学校とのあいだの矛盾が、どんどん拡大していったのです。

登校拒否の本質は、子どもが学校に適応できないことではありません。学校が社会に適応できない、したがって社会の中に生きている子どもにも適応できないということが本質です。

 

引用:高岡健『 不登校・ひきこもりを生きる 』p.43

 

 

高岡 健さんの『 不登校・ひきこもりを生きる 』には、100のQ&A も載せられていて、そのQ14にはこうあります。

Q14 育て方が悪かったのではと悩む親が多いようですが。

高岡 親は悩む必要はありません。たとえ育て方が悪かったとしても、自分と自分のあいだで対話ができる子どもに育ったのですから、むしろ喜ぶべきでしょう。

 

引用:高岡健『 不登校・ひきこもりを生きる 』p.147

 

 

せーーーっかく不登校をしてるんだもん。

楽しもう、楽しもう

 

 

 

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